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夏の終わりの漢方薬!

やや暑さが落ち着きつつあります。しかし、実はこの時期が一番体調を崩しやすい時です。
夏で疲れた身体、冷たいものをとりすぎて傷んだ胃腸が、少し気温が下がってくると、腹痛、下痢などの症状を出してきます。

 

また、意外かもしれませんが、これからの時期が一番食中毒が多いときです。今年はコロナ禍で、人が集まる機会が減るかもしれませんが、それでも行楽や運動会で、野外でバーベキューや弁当を食べる機会が増えます。
まだ中途半端に暑いので菌も繁殖しやすく、先ほどの理由で人間の抵抗力も落ちています。食事の前には、手をしっかり洗浄することが必要です。



またこの時期も春と同じで、新しいことが始まる、長い休みが明けるという理由で精神的に不安定になりやすいです。
九月病とも言われるこの症状に、しんどいと思ったら、必要以上に頑張らないことも大切です。



漢方薬には、疲れた胃腸を補って元気を出す「補中益気湯」や「六君子湯」などの処方や、ストレスを緩和する「敬震丹」といった製品があります。


 

これらをうまく使って、この時期を乗り切りましょう。